【受講生インタビュー】農業をビジネスとして触れたことは大きな収穫/石垣尚之さん

もともと取り組んでいた活動と農業ビジネスと結びつけて考えて持続的な活動にしたい



今回お話を伺った石垣尚之さんは、会社員として働く傍ら、地元の若手3人で静岡県熱海市にて、チーム里庭という、遊休農地を通した熱海の地域活性プロジェクトを発足。 現在、熱海の遊休農地を活用した農業体験と、熱海魅力を再発見する街歩きを開催。 農業を通した地域活性に取り組んでいます。

Q1.なぜ農業ビジネススクールを受講しようと思ったのですか?

もともと取り組んでいた、チーム里庭による地域の活性化を考えたとき、ボランティアは持続させていくのが難しいと感じたのです。そこで、農業をビジネスと結びつけて考え、持続的な活動にしたいと思ったのが受講の動機です。実はチーム里庭を結成する2007年10月以前は、まったく農業のことを知らなかったのです。前職に農機具を扱う会社に勤めていたので、少しは様子を知っていましたが、中身は全く知りませんでした。(もともと自然は好きだったのですが。。。)
地元の熱海から若い人がどんどん流出していく現状をみて、何とかしたいと思っていたときに、友人にチーム里庭の構想を聞かされ、一緒に立ち上げることにしたのが、農業の世界に踏み出したきっかけです。

Q2.チーム里庭をやろうとしたのはなぜですか?

地域の活性化を考えたとき、地元の農地が荒れていることに気付きました。そこで、まずその農地を何とかすることから取り組むことにしたのです。
熱海は、平日は東京など勤務地の近くに住み、週末だけ熱海で過ごす二地域居住者が多い特殊な場所です。二地域居住者の人たちは土日に熱海に滞在していても、熱海でのコミュニティもあまりなく、地元の人との交流も少ない。そんな中で、地元の人との交流を求めているのだと感じています。
そこで、耕作放棄地を利用した地元の人との交流の場を作ることからはじめようと思ったのです。

農業をビジネスとして半年間みてみたことは大きな収穫



Q3.農業ビジネススクールを受講して学んだことは?

農業のこれまで見えなかった流通などの仕組みを知ることができたのは大きな収穫です。また、ケーススタディの講師として登場された、『モクモクファーム』の木村社長の講義には衝撃を受けました。地産池消の姿を見たというか、地域作られた農作物がどのように、誰に、食されるのか、そこがブラックボックスになってはいけないのだなと痛感しました。
実際、修了課題で提出した、チーム里庭の事業計画は、その発想を下に事業計画に落としました。

Q4.今後、ご自身の活動にどのようにスクールでの経験をいかしていきますか?

チーム里庭のような活動を、お金儲けの一環として取り組みたくはないと思ったのが正直なところです。むしろ、地域の困っているところと求められているところを結びつけるコーディネーターのような役割を担えるようになりたいと思いました。
その上で、農業をビジネスとして半年間みてみたことは、大きな収穫です。農産物が作られ、口に入るまで、どんな課程があって、どういう工夫を最先端の人はしているのか、これを知っているか、知らないかは、地域での活動をしていくうえでも大きな違いがあると思います。

アグリビジネスに関わるこれだけの講師陣の話はなかなか聞けない



Q5.農業ビジネススクールの魅力はなんですか?

全国の農業経営や栽培、ジャーナリストのプロの方が全国から集まり、直接話を聞けることが最大の魅力だと思います。個人レベルでは、半年間でこれだけの人に話を聞きに行くことはできないです。実際の生産者さんの話を聞くケーススタディのコマ数が、カリキュラムの中でも大きなウェイトを占めていましたが、経営手法を始め、品目や販売方法など多くのジャンルの人の話が聞け、とても充実していました。

Q6.農業ビジネスへの参入を考えている人に一言応援メッセージ!

農業ビジネススクールにくれば知識はつきます。知識がついたら是非、現場に出て農家さんとコミュニケーションをとって、自分の目で確かめる作業をしてみてください。それによって、農業ビジネスもぐっと現実的に見えてきますし、アクションもとりやすくなるのではないでしょうか?

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